環境犯罪心理学(environmental psycho-criminology)と法心理学

犯罪・環境心理学と法心理学は似て非なるものである。犯罪環境心理学は、おもに犯罪を抑止したり、また犯人を逮捕するための研究を行っているが、法心理学は取調べや裁判における司法手続きの中で心理学的知見を用いて、被告人の公正さを保つ研究を主に行っている。実際には、日本においては法心理学の研究は、いかに冤罪を防ぐかということに焦点が当てられており、弁護士側の視点からの心理学である。一方、犯罪環境心理学は警察側から必要性が希求されている。
ぼくは、両方の研究にかかわっているが(犯罪環境心理学は始めたばかりだが)、どちらも大切ではないかと考えている。
犯罪環境心理学では、Oscar NewmanのDefensible SpaceとDavid Canterの地理的プロファイリングに興味があり、研究を始めている。法心理学では、目撃証言の研究にたずさわっている。