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「自然をデザインする −環境心理学からのアプローチ−」カプラン・カプラン・ライアン著
羽生和紀監訳 中田美綾・芝田征司・畑倫子訳 誠心書房 ISBN: 978-4414306224
("With people in mind: Design and manegement of everyday nature" Kaplan, Kaplan, & Ryan, 1998)という本を刊行しました。
カプラン夫妻の本の中では現在最新のもので、彼らの著作の中では最も応用的な側面を
重視した本です。
なじみのない人に少し紹介をすると、カプラン夫妻(Rachel & Stephen Kaplan)というのは、
1980年代から自然環境の評価に関して環境心理学をリードしてきたミシガン大学の研究者です。
特に、人間の持つ自然環境に関する特別な選好性、好みのマトリックス(preference matrix)と
言われる好ましい自然環境の特徴(とくにミステリーが有名)の検討に関して大きな業績を積み
上げてきたのですが、1990年代以降は回復環境・癒しの環境(restorative environment)の提
唱者として著名です。
回復環境・癒しの環境とは、その名の通り、人がそこに居ることで、その人の回復が促進する環境の
ことです。
カプラン夫妻は、ある種の環境において人は特に癒されるということを見出し、そうした癒しの環境に
共通する特徴を抽出しています。それは、穏やかなで静かな魅了(魅了)、課題や問題からの逃避
(逃れること)、空間的な広がりの感覚(広がり)、そして、行為者と環境の調和(環境度行動の適
合性)なのですが、こうした環境の特徴が自然環境の中に見出されることが多く、そのためある種の
自然環境が回復環境になることがあると論じます。そして、そうした回復的な特性を含めて、人間に
対して有益な自然環境を、自分たちの身近に作り出していくための方法を、デザインの規範から実
際の運営の方法までを含めて全体的に紹介しています。
自然をデザインする専門家・職種としては、ランドスケープアーキテクト(あるいは造園家)が
いるわけですが、優れたデザインか行う上で、個人の技術、経験、洞察という、個人的な能力に頼る
のではなく、自身の理論に基づく目的と評価基準を定めて方法論を提唱しているのが特徴だと言えます。
また、方法論においては、クリストファー・アレグザンダーのパターンランゲージ(パタンランゲージ)の方法を
援用していることも大きな特徴でしょう。
ちなみにパターンランゲージとは、環境デザインに関する問題解決法の具体的なデザインの例を紹介した
リストと、個別の問題解決のためのデザインをどのように全体のデザインに統合するかの方法論を
示す理論・方法です。パターンランゲージを使用することで、ユーザー志向のデザインが可能になると同
時に、視覚的で具体的なデザインの例を介することで設計者と使用者の「対話」が可能になる「共通言
語」的な役割も果たすと言われています。
この本の価値は、自然のデザインのマニュアルという点にももちろんあるのですが、ぼくにとっては、
理論を実践的な活動へとどのように繋げるか、そしてそれをどのように紹介するか(しうるか)を示している
点にあります。環境心理学の実務面の可能性を考えた時に、この本は貴重な示唆を与えてくれると思います。特に、この先、個人の価値観・ライフスタイルの変化や社会・経済の構造の変化に伴い、いろいろな場面で環境や場所を構築していくということが再考されることが必ず多くなると思います。その際、この本は一つの優れた事例として、必ず重要な資料になっていくのではないかという期待があります。
(10/August/2009)

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HPが置かれているサーバーが入れ替えになり、システムが変更になったので、
(新しいシステムに移行する時間が惜しく)長らくページを更新していませんでした。
まあ、社会的な機能をはたしている訳ではないので、更新しなくともいいのですが、
あまり更新しないのもどうかと思うので、とりあえずこれを書いておきます。
今回リモートアクセスにかかわる部分が変わったので、アクセス(およびファイル移動)用の
ソフトを変更したのですが、こういうソフトを開発し、無償で提供している奇特な人
(偉い人という意味ですよ)がいるというのはすごいことですね。一定以上の能力があり、
社会的役割を果たしている人が、時間を費やして無償のことをするというのは、すごいことです(前の分と
語尾が繰り返しになっていますがこんな駄文を推敲してもしょうがないので、まあいいでしょう)。
(16/April/2009)
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「環境心理学 -人間と環境の調和のために−」ですが、何人かの献本させていただいたかたがたから
感想を聞かせていただきました。おおむね、わかりやすいので学生に読ませたい、扱っている
範囲が広い、という好意的な言葉を聞かせていただきました。ありがたいことです。
一点、東工大の大野先生に致命的なミスも見つけていただきました。p13 topic1-4の6行目の「量的研究」
と「質的研究」が逆になっています。すいませんが、読み替えてください。(そのほか細かい誤植も含めて
2刷にたどり着けたら修正します。)
(13/May/2008)

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「環境心理学 -人間と環境の調和のために−」サイエンス社(ISBN978-4-7819-1194-6)が出版されました。
ここ数年で佐古・小西両先生の「環境心理学」、槙先生の「環境心理学−環境デザインへのパースペクティブー」、
ギフォード先生の「環境心理学 −原理と実践ー」の翻訳の出版がありましたので、こうした本と役割が
重ならないことを意図した内容にしたつもりです。ポイントは、1)予備知識なしで読める、もっとも易しい入門書に
すること、2)環境心理学が扱っているトピックをなるべく広く、バランスよく取り上げること、3)
領域に興味を持ってもらうために、学問的な重要なものだけではなく、面白い研究・知見、図・写真を紹介すること、
でしょうか。
研究成果の網羅的な羅列や専門的な研究の紹介は避けました。また、幅広いトピックをカバーすることを目指す半面で、
実務的・工学的な研究結果・成果しか見出せないテーマに関しては、心理学の研究としての面白みにかけると判断して、
含めることを見合わせたものもあります(違う言い方をすれば、ぼくが能力不足で面白く書けないテーマということだと思います)。
構成に関しては、自分が受けてきた教育、行なってきた研究を踏まえ、なるべくオーソドックスであることを目指しました。
目次は以下の通りです。
1. 環境心理学とは何か
2. 環境の知覚と認知
3. 環境の評価
4. 環境査定と環境デザイン
5. パーソナリティ・個人差と環境
6. 対人・社会環境
7. 住環境と都市環境
8. 教育環境と労度環境
9. 自然環境の心理学
10. 犯罪と環境
もくろみ通りの本になったかどうかは分かりませんが、書きたいことは大体書けましたので、思い入れのある本には
なりました。ぜひ一度お目通しいただければ幸いです。
(08/May/2008)

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「環境の心理学」は「環境心理学」というタイトルに変更することになりました。
「環境心理学」というタイトルの本は、まだ十分にないという単純な理由です。
先週校了して、5月の初旬の刊行予定です。
また、「コモンズの悲劇」に関して北大の大沼先生から「羊」の可能性が高いとの
ご示唆をいただきました。おもな理由としては、1)コモンズか荒廃して、以降家畜が飼えなくなるような草の
食べ方を牛はしない(羊はする)、2)コモンズの悲劇が想定されている場所・時代背景において、
想定される家畜は牛よりも羊のほうがふさわしい、というものでした。(本当はもっとずっと詳しい、
説得力があるご説明でした。)
ごもっともと思いましたので、最終段階で「牛」を「羊」に変えました。これまでの「羊派」の
皆さんも、こうした論理的・常識的判断から羊を採用してきたのかもしれませんね。
しかし、こういう特殊な話題に付き合ってくれる人がいるというのはありがたいことです。
(24/April/2008)

- 3月28日(金)1300より日本大学文理学部100周年記念館で、日本環境心理学会設立大会が
開催される運びとなりました「設立の趣旨」はこちらをごらんください。
時間が限られていましたことから、広報が十分に行き届いておりませんので、本来お誘い、お伝えすべき方々でも、ご連絡が届いていないかもしれません
ことをお詫び申し上げます。環境心理学に関心、関係のあるかたがた(学生を含む)の参加をお待ちしております。設立準備委員の一人としてお知らせいたしました。
プログラムはこちらです。
(25/March/2008)
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「環境の心理学」の初校をサイエンス社に返しました。
「コモンズの悲劇」に関しての記述があるのですが、1つ疑問が。
コモンズで飼われているのは、羊でしょうか牛でしょうか?世の中に普及している
説明でも羊と牛が半々のようです。
原著をあたったところ、「herdsman」が「cattle」を飼っていると書かれていました。
herdsmanの第一義は牛飼いですが、牧夫という訳もあります。cattleも第一義は
牛ですが、もちろん家畜という訳もあります。
結局、Hardin自身がどちらを想定していたか、あるいは具体的に牛や羊を想定して
いなかったかは不明です。とりあえず、ぼくは牛にしておきました。しかし、cattl
eをあえて羊と訳した人には何らかの根拠があるのでしょうから、それが気になります。
(13/March/2008)

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製紙会社が、再生紙と表示されている製品において、表示されている古紙の割合よりも、
実際の配合率を低くしていたという出来事が報道されている。
1996年から8年ごろに、われわれが紙リサイクルの研究をしていた頃とは隔世の感がある。
当時、既に再生紙を環境配慮行動の観点から評価する生活者・消費者は一定の割合で
存在していたが、製紙会社はそうした消費者その存在をまだ認知しておらず、消費者が
再生紙を高く評価するという判断、想定はほとんどされていなかった。
(詳しいことは「複雑現象を量る:紙リサイクル社会の調査」羽生・岸野著 朝倉書店を読んでください。)
それが、現在では再生紙であることが利点であり、セールスポイントであるとい
うことが、広く認識されているということである。
研究を行っていたわずか3年間にテクノロジー、産業構造、社会制度は劇的に変化していたが、
生活者・生産者の心理の変化に関しては良く捕らえ切れていなかった。しかし、生活者・生産者の心理も同じように
劇的に変化していることが、今実感させられる。
当時は、環境問題の解決の重要な要素はテクノロジー、産業構造、社会制度ではないかと感じていたが、
心理・行動の変化も同じ程度重要と考えていいかと、今考えを改め始めている。
環境配慮行動の環境心理学は、当時感じていたよりもずっと重要性を増してきたようである。
また、生産者(産業)の意思決定の問題は、主に経済の問題として考えられてきたが、心理学が貢献できる部分も
かなりあるようなのである。
(18/January/2008)

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「殺人者は夢を見るか」という小説を読んだ(講談社文庫)。フロイトがスタンリー・ホールの依頼でクラーク
で講演をした際の訪米で殺人事件に巻き込まれるという話である。舞台は、大恐慌の前の摩天楼繁栄と都市スラム
の対比がクライマックスを迎えつつある1909年のマンハッタンである。(つまり、移住の時期による移民間、
そしてその背景にある出身地・人種間の格差が顕在化し、また都市計画(都市美化)、建築基準法制定が始ま
ったころのお話しである。)
殺人事件のほうはさておき、この訪米には史実としてユングが同行しており、小説中でも
そういう設定になっている。そして、よく知られた話であるが、この旅行でその数年前から始まっていた
フロイトとユングの決別が決定的になったわけだが、史実の時期や順番を入れ替えているが、それがお話の一つの
柱になっている。小説内の会話の内容の多くはフロイト、ユング、その周辺の関係者の著作・書簡から
取られている。
とゆうわけで、心理学関係者にはかなり面白い小説(読み物)である。しかし、フロイトとユングの決別は殺人事件とは
ほとんど関係がないので(接触さえ最小である)、言ってみれば(良い)推理小説に付き物のペダントリーの大掛かりなものであるとも
いえる。また、心理学の知識がない人がどんな印象を持つのかもわからない。また、ある種の人々には、フロイトと
ユングの関係は(フッサールとハイデガーの師弟関係と同じように)、人種の違いに起因する、特にこの時代を背景とした、
問題を孕んでいるという認識もあるはずだが、その辺を知らない人は、さらにどんな風に感じるのだろうか。
映画化が進んでいるそうだが、ヒットするのだろうか。ぼくは楽しみだが。
(8/December/2007)

-
12月8日(土)から24日(月)まで、。日本大学文理学部100周年記念館で「
安全を科学する」と題して、犯罪科学・犯罪心理学・防犯に関する展示と一連の講演・シンポジウムを開催いたします。
大規模な展示と、関係する領域のキーパーソンを組織した講演・シンポジウムを行なうことができそうです。
入場無料、予約不要ですので是非多くにかたがたにご参加をいただければと思います。「詳細」はこちらをごらんください。
(24/November/2007)

- 自分の論文のタイトルをそのまま検索エンジンに投入すると、被引用
の様子が多少見える。僕の博士論文を基にした論文が、あるアメリカ人(たぶん)
の博士論文にくわしくレビューされていたのを見つけて何か感慨深いものがあった。
(21/November/2007)

- サイエンスの教科書の仕事が少し増えたのでその分と来月大学で開
催される犯罪に関する特別展に展示するポスターを
25枚分作成し終わったので,
ようやくいろいろな仕事がすべて一通り片付いた。年内の原稿書き・図版作りはこれで
おしまいの予定である。
(19/November/2007)

- 20年ぶりくらいで建築系の研究会に参加しました。あの時も、今回も高橋先生が
いらっしゃいました。先生のお話はいつも考えさせられます。
(28/September/2007)

- 大阪南部は子供のころの上野や浅草のようです。
(25/September/2007)



- 新潟県立看護大学は初めてでしたが、高田の町外れで、川のほとりの非常に周辺環境のすばら
しいところでした。
(25/September/2007)


- 新潟県立看護大学大学院と大阪芸術大学で環境心理学の集中講義をしてきました。
聖心女子大学と桑沢デザイン研究所および本務校を併せて年間5コマの環境心理学の授業を
行っているわけですが、反応があるテーマが学校によって変わります。面白いといえば面白いし、
当たり前といえば当たり前ですが。
(25/September/2007)


- 関東はそろそろ梅雨明けでしょうか。日差しが厳しいです。
(26/July/2007)

- ひさびさに梅雨らしくしとしとと雨が降っています。
(23/July/2007)

- 「アニメーションにおける家の表現」という感じの内容の原稿を仮完成した。2003年の3月にGiffordの教科書の
翻訳と監修の依頼を受けて依頼、4年3ヶ月ぶり外部からの依頼原稿をすべて終わらせたことになる。この間にこの先に刊行されるものを
含めて、10冊以上の本に関わってきたわけだが、かなり消耗した(特に眼精疲労)。かなり開放感がある。
少し休みたいものである(たんなる希望に過ぎないが)。
(23/June/2007)

- そういえばEDRAに行ってきました。僕自身はアメリカは北海道や九州よりはなじみが深いので快適でしたし、
一緒に行った学生も、中に帰国子女が二人一緒にいたので、特に困りごとはなかったようです。(学会自体には
色々トラブルがありました。ぼくの場合にもproceedingsで連名発表者の順番を入れ替えられ、しかも半分が抜け落ちていました。
抜けてしまった方々すいません。ぼくはちゃんと登録しましたが、学会のミスです。)
サクラメントはコロンバスと同じような田舎でした。州都というのは微妙に似るのでしょうか。
(23/June/2007)


- 「環境心理学 原理と実践 下」が上巻より2年遅れてようやく刊行(奥付では6月20日発行)
されます。北大路書房:ISBN:978-4-7628-2564-4です。
大まかに言えば上巻が環境心理学の理論を、下巻が実践を扱っています。建築や空間デザインなどから環境心理学に関心を持っている人には
、この下巻が期待に沿える内容になっていると思います。住居、都市、教育環境、オフィス、自然、環境配慮行動、環境デザインなどに興味
がある方にもぜひ手に取っていただきたいと思います。
環境心理学に関する各論はいろいろな著作に散見されるのですが、多くの内容を網羅的に、且つ先行研究を包括的に
紹介しているということでは、現状では上巻を含めてこの本が一番優れていると思います。北米では大学院レベルの教科書ですので、学部だけではなく、
大学院レベルでも十分な専門性・情報量もありますし、それをまとめたDr.Giffordの見識も領域の標準的・典型的な考えに沿っており(教科書ですので、
それが望ましいことです)、無理がありません。
長く使われていく領域の基礎的な文献になればいいなあと思っています。
(15/June/2007)

- 近所の古本屋に春の雪が売っていたので買っておいたら、その後、奔馬、
天人五衰も見つかり、先ごろ暁の寺も見つけてしまった。総額800円である。逆に
嘆かわしい値段である。
(17/May/2007)

- 資料、引用文献、参考文献、各章の導入の文章を作成し終わり、ようやくサイエンス
の教科書の原稿がすべて完成である。ここ数年の懸案が解消し、かなり気が楽になった。次の原稿に
取り掛かる前に、EDRAのポスターも作った。これは、分析とグラフはできているので簡単だった。
(03/May/2007)

- 環境犯罪学や状況的防犯(含むCPTED)に関して、管理社会や相互不信社会を生み
出す危険性があるという批判があるが、環境犯罪学や状況的防犯は犯人逮捕や防犯の手段を
提供しているのであって、その先に何か理念的な目的をもっていたり、ましてや特定の価値
観に組するイデオロギーではない。特定の立場に近い人々が紹介したり、導入することが
目立てば、その人の立場と論理は結び付けられて認識されることが多くなるだろうが、本質的
にはこれらの理論は政治的、思想的には中立である(もっとも提唱者に警察関係者は多いですけどね)。
また、管理社会への危険性を孕みやすい
というが、環境犯罪学には現行の自白重視の捜査からの脱却のような、状況的防犯には行政や司法制度
に頼らない防犯性の向上のような、逆の効用も存在する。むしろ、こちらを重視している研究者も多い。
オリジナルの環境犯罪学は犯罪者の空間行動を分析し逮捕や防犯に役立てるという考えであり、CPTEDは
環境の変化を媒介にして、自然な住民や利用者の防犯意識や防犯能力を高めるというものである。もしろ
特定の制度や規則、権威者の介入に頼ることなく、多様な人々の行動の間の葛藤を自然に回避し、解消するための手段と
考えることも可能であるし、そうありたい。
(08/April/2007)

- サイエンスの図版作り1枚を残して終了。残ったのはプロトタイプによる選好の
図版だが、これは大学の校舎の写真を使うことにしたので、非常勤先、共同研究先に行ったときに
写真を撮ることにした。
(07/April/2007)

- サイエンスの図版作りが結構大変である。本文は書けても図版(あるいは関係する
コラム)がそもそも思いつかないものが数個ある。また、写真をなるべく使いたいと思うのだが、
ぴったりのイメージの写真のストックがない場合には撮りに行くのでこれも時間がかかるが、
サバンナだのロンシャンだのは(すぐに)行くわけにはいかないので、代替案を考えるか、
よそから手に入れるかを考えなければならない。
上は、サバンナの代わりに思いついた、サバンナに似た公園である。
(02/April/2007)

- エイジングが進んだんだか、なんだかよくわからないが、最近やたらと
派手な音が出るおもちゃスピーカー。
(16/March/2007)

- MERAに投稿していた論文も受理されたので、完成版を送った。
あとは、サイエンスの教科書ともうひとつ頼まれ原稿だけだ。だいぶ片付いた感がある。
(10/March/2007)

- 画質は悪いが、昔の研究室の廊下である。汚さ、古さは別とすると、空間デザイン的には
こちらのほうが機能がすぐれていた気がするね。今のレイアウトはプライバシーのヒエラルキーが
ないです。
(10/March/2007)
- 環境心理学(下)の初校を返した。二校で校了だが、まあ、ほぼ作業は終わりである。
これで、あと数ヶ月で出るでしょう。長い間上巻だけの本にしておいてすいません。
Kaplan&Kaplanの「With People in Mind」という本の翻訳も監訳済みの全原稿を誠信書房に渡した。
これも順調に行けば、夏前(GWのころ?)には出版できると思う。Kaplanはこれまで翻訳がな
かったので、少しは役に立つ本になると思う。ちなみにStephenの正しい音はスティーブンだそうだ。
会話ではスティーブ(ン)だが、本当はステファンなのかとなんとなく思い込んでいたが、違うそうで
ある。確かな筋にダブルチェックしてしまった。
(10/March/2007)

- サイエンスの教科書の本文は書き終えたので
使う写真を機会を見つけて撮る。
対象は建築が多いので12−24mm(APS-C)くらい必要かと思いきや、実際にはそこまで近づくと周りが入らなくなる。
ぼくが仕事に必要な写真だと18−200mmがあれば、大抵平気のようだ。
外だから明るいので、多少レンズが暗くても大丈夫だし。
(10/March/2007)

- 「犯罪心理プロファイラー素描 I」丸山久美子というのも読んでみた。
なぜにプロファイリング関係の本を書く人は、きまって中身と関係なしに「装飾」で、ゲーテだの
ダンテだのキエルケゴールだの一篇を引用するのだろうかという感想が残った。
(09/February/2007)

- 今年に入ってからサイエンス社の環境心理学の教科書をようやく書き始めたのだが、
この次期の大学はいろいろな行事・用事・ノルマがあってなかなか時間がとれない。それでも、これまで
いろいろな形で書き溜めた原稿があるので、それを教科書の形に直したり、書いたことがないことは調べた
りしながら書き進めている。とりあえず、一通り原稿を用意してから、もうひとつの頼まれ原稿を書き始め
て、そこから平行して進めようと思う。
(09/February/2007)

- 「善と悪:犯罪心理学の父、その凄絶なる冒険」R.L.デピューを読んでみた。プロファイラーの自伝ものである。
プロファイラーの自伝ものは「FBI心理分析官1,2」レスラー、「心理捜査官ロンドン殺人ファイル」カンター、
「ザ・ジグソーマン」ブリトンと(研究上、および趣味で)これまでも折を見て読み進んできたわけだが、まあ、
この一連の中では、「善と悪」はほかのプロファイラーへの批判か少なく、かつ、プロファイリングの価値の本質は、
何もなかったところ(つまり、捜査において、行動科学、心理学、およびデータ科学的な視点がまったくなかったところに)に
それを持ち込んだ点である、ということを示してくれている。
プロファイリングがどのように行われるべきか、どの程度の精度があるか、という問題は、こうした行動科学・心理学認識が法執行場面で
一般化(常識化)した時点において顕在化するのであって、その導入、普及を進めたデピュー自身はそこはあまり気にしていないようである。
したがって、彼においては、プロファイリングは、行動科学・心理学的視点と広い経験とデータへのアクセスを持った、(そしておそらくは
資質のある)質の高い捜査官によって職人芸的に行われるものであるという認識だと思われる。
また、商業ベースの自伝であるので、面白い逸話を並べるために自慢話になるのは避けられないのであるが、自慢をするためにほかのプロファ
イラーの批判をしないのも偉いといえばえらい(もしかするとイギリスのことなど気にしていないのかもしれないが)。カンターとブリトンの相互
批判も読み物としては面白いけれどね。
翻訳は、プロの翻訳家なのでもちろんこなれているのだが、disorganized typeを「無秩序型」と訳しているのにorganized type
を「有機型」と訳しているのは、(機械翻訳を下訳にするとありがちな)誤訳なのか、それとも何らかの意図があるのだろうか。無秩序に対比されるのは、普通は秩序であり、
「秩序型」が事実上の定訳になっているはずである。ほかにもいくつか定訳とは違う用語が出てくるが、一般人には関係ないし、
ぼくのようなプロファイリング本通(?)は読み替えながら読むから、実害はないと思う。
(28/January/2007)

- Giffordの「Environmental Psychology」の下巻の監修作業もようやく全章が終わり入稿された。後は、すでに
平行して開始されている校正作業を進めれば、4月には出版できそうである。
翻訳作業は時としてクイズに似ている。13章にいくら考えても理解できない文章があった。
'Health-care workers do their best to help, but the building usually
offers all the reassurance, warmth, and naturalness of an oil tanker.'
前半は「介護者は出来る限りの援助を行っている」だが、後半がわからなかった。
「石油タンカーのような安心、暖かさ、自然さ」とは何か?
しょうがないので本人に聞いたところ、比喩による諧謔的反語表現だそうです。
つまり、「通常、病院の建物は石油タンカーのように不安、冷たさ、不自然さを与える」
ということです。なるほどね。母国語なら分かったかもね(これも「そんなのわかるか」の反語表現)。
(25/January/2007)

- 気がつくと今年も残り10日ですね。iPODのバッテリーが劣化したので、銀座のAppleShop
(Store?)に行ってきました。しかし、交換してもらったものは、ファイルの転送がうまくいかずに、再交換してもらいました。
銀座の各ブランドショップは最近建物を競い合っていますね。
(22/December/2006)

- MERAに投稿していた論文が帰ってきたので、レフリーの要求にそのまま沿って直す。投稿した論文が
そのまま載る可能性はほぼないので、最終的な論文というものは、おおよそ著者とレフリーの合作のようなものである。
(22/December/2006)

- 意外と今でも聴けるのが70年代のロックで、80年代、90年代のものは一部を
除いてかなり厳しい。久々に聴いてみたらELPなんてくだらなくて聴けないといった人も
いたが、ぼくは結構聴ける。ロックにフォーマットが出来る前の何でもあり感と、発展途上の
シンセサイザーの不安定な音が今でも面白いと思う。最近Moody Bluesをよく聴くが、それも
80年以前のものがはるかに面白い。
Iron Maidenなんかもまだ聴けるね。(ちなみにここでの「聴ける」とは、音楽のほうの質・古さの問題ではなく、
聞く側の感受性の問題です。)
(29/November/2006)

- 上巻が重版になるそうである。まあ実際には版というよりも、2刷であるが、一応
手を入れてもいいとのことで、単位の表記を統一することになった。今までは、メートル系と
アメリカの旧単位(ヤード系)が混在だったのを、なじみのある原則メートル系を優先にしようということである。
下巻は、初めからそうする予定なので、そちらにあわせるという意味もある。
(23/Novemberr/2006)

- 下巻の12章を直していたら、どうしてもわからない(納得がいかない)文章があり、著者に聞いたところ
12時間で返事があった。Robertは筆まめだ。誰かとは違う(←誰でしょう)。ちなみに答えは、その文章は
technicalには、間違えではないがsounds strangeなので、数語抜いて訳してくれとのことであった。そうすれば、
きわめて納得のいく内容になる。やれやれである。(17/Novemberr/2006)

-
話は前後しますが、日心にも参加してきました。環境心理学のWSの司会を務めてきたのですが、
最終日の午後としてかなりの盛況でありがたかったです。
今回は目先を変えて(何から?)、「環境心理学と住民参加」というテーマだったのですが、
おかげさまで、今までとは違う、実務のかかわりの深そうなフロアの参加者も来ていただいたようです。
そのかわり、テーマが研究から離れていると表面的に見えてしまったのかも知れず、学生・院生の
参加が例年よりも少なかったかもしれません。実際には実務の話というよりも、問題解決型の研究で
住民の参加が大きな要素のなっている場合の「研究方法」の話でしたので、タイトルを工夫する必要
があったかもしれないと、企画者としては反省しているところです。
来年も(たぶん)環境心理学WSやりますので、ぜひ今年を見逃した皆さんのご参加をお待ちしています。
(12/Novemberr/2006)

- もう一冊というのはGiffordの「環境心理学」の下巻である。当初予定では、僕の監修担当章はなかったのだが、
出版が少々遅くなったので、てこ入れである。Giffordも他の用事で連絡するついでがあると、いつも気にしている様子だし。
上巻とずいぶん時間が空いたので、どんな方針で監修していたのか、どんな用語に統一していたのか
すっかり忘れてしまい、上巻を見ながらやっている始末である。この間に翻訳の仕事はずいぶんしたので、そちらと
混ざるしね。まあ後はゲラでがんばろう。
(11/Novemberr/2006)

- とりあえず翻訳の監修(仮)完了。後はゲラでがんばろう。翻訳はもうやらないと言ってから2冊目である。もう本当にやらないと思いつつも、
もう一冊だけはやることになりそうである。
(27/October/2006)

- PCを移動したら監修していた訳文のファイルが突然消えた。開けなくなったのではなく、根本的に消えた。ワードの最近利用したファイルでも
そのファイルはないというエラーが出るし、ファイル検索でも見つからない。なぜか隠しファイルの自動バックアップも消えていた。昨日は別のPCとシン
クロしていないので、昨日の作業と今日の作業の分、ほぼ5時間分が失われた。呆然とした後に冷静にになろうと言い聞かせ、サルベージの方法を考えた。
データ回復で検索をかけたところ、定評のある専用のソフトがいくつかあるらしいことがわかったのでで、アカデミックパックがあるものを購入し、実行した
ところ何とかかなり最近のファイルを復元できた。とりあえずはほっとした。
しかし、なんで突然跡形もなくファイルが消えるのかな。勘弁して欲しいものである。それから、データ復元ソフト、ありがとね。
(その後、もうひとつ別の章のファイルも開けなくなっていたことが判明。これに関しては、4分の3程度処理済のファイルをサルベージできた。しかし、原因はなんだろうか。)
(21/October/2006)

- ThinkPadもバッテリーが怪しいらしい。ThinkPadは学生実験用も含めれば10台以上あるので嫌な感じだったが、とりあえず
該当するモデルはなかった。もともとSonyのVaioが残ったわけだが、その対応が一番最後というのはどんなものなのだろうか。
(12/October/2006)

- EDRAの発表に関して、修正をしたら返事が返ってきたので、まあ提出はできたらしい。かなり送るほうには「不安な」
提出法である.(29/September/2006)

- 指導の学生が来年のEDRAで発表をするので、ぼくも行こうと思うのだが、せっかくだから発表もしておこうかと
ふと思い立ち、abstractを書いて提出した。久々に英語を書いたら、400ワードで1時間近くかかった。提出方法がFTPだというので、
FTPにそのアドレスを入れてみたら、接続できない。よくHPの説明を読んだら、browserに直接URLを打ち込めというので、そうしたら、
browser経由でfolderにつながったので、そこにとりあえず提出してみた。これで本当にいいのだろうか。よく分からないシステムである。
(22/SeptemberA/2006)
- 環境心理学の教科書の構成をここ1ヶ月半ほどずっと考えているが、どうにもまとまらない。一度見切って、先に進めたほうがいいかもしれない。
しかし、共著者の南先生は今アメリカのなので、帰っていらっしゃるまでは、もうすこし考えようかな。
(22/SeptemberA/2006)

- iTuneが7になったら、表示が変わって分かりにくくなった。まあいいけれど。SPSSは冬に15になるそうだ。14になったばっかりなのに、
もうバージョンアップである。何かと競争しているのはわかる。しかし、付いていけるユーザーを減らしていくの感もある。
(22/SeptemberA/2006)

- バッテリーから発火する可能性があるノートPCはDELL、PowerBookG4、Let's NoteW4と現在3機種が報告されているが、
全て研究室に存在する。しらべたところ、全部微妙にサイズや型番がずれており、該当はしていなかったのだが、あまり気分の
いいものではなかった。しかし、ニアピン率該が高い。機種選択の基準が何か誤っているのだろうか。
(12/SeptemberA/2006)
- 槙先生から近著「カラーデザインのための色彩学」を恵送いただいた(ちなみに、けいそう
と入力しても変換されないが、けいぞう・恵贈はされる。けいそうは間違った日本語なのだろうか?えそう?)
昨年の「環境心理学ー環境デザインへのパースペクティブ」につづいて、この領域のエポックメーキング的な著作である。
同封の挨拶状に「・・・私は仕事が遅いので・・・」とあったが、槙先生が仕事が遅かったら、仕事が早い人は世の中にはいない。
ギフォードの「環境心理学:原理と実践」の監訳を一緒にさせていただいているときから、こんなに仕事の質の高さとが早さを両立させている
人はなかなかいないと思っている。これが両立している人は、他には数人しか知らない。
(12/SeptemberA/2006)

- MERAの研究委員会の承認を受けた環境心理学の研究会を定期的に開催している。今回は芝田さんから、ICAPで学会発表した
ERSの日本語版作成の研究と大学院生の仲田さんからHome研究に関してのレビューをプレゼンしてもらった。来年度の進学志望者なども
参加してもらった。
(25/August/2006)
- 3年ががりで書いていた庭の論文がようやく完成しました。時間はかかっているものの、執筆の実際の実働時間は
2週間くらいでしょうか。その間に、締め切りがある優先順位の高い仕事が、それだけ割り込んでいたということです。後は
論文の体裁を整えて投稿です。
(11/August/2006)

-
日本質的心理学会のシンポジュウムに話題提供者で参加してきました。ドレスコードのゆるい、居心地のいい学会でした。紙リサイクルの話を
してきたのですが、6年ぶりでした。しかし、この研究には思い入れがあるので、またどなたか機会がありましたら、環境配慮行動、
環境問題の心理学に関するシンポジューム、WSなどにお誘いください。(今回は高橋直先生にお誘いいただきました。ありがとうございました。)
(07/August/2006)

-
7月29日に「犯罪予防と環境デザイン」と題したMERAの研究会があります。最近出した訳書「犯罪予防とまちづくり」の訳者の
中から樋野公宏さん、島田貴仁さん、羽生で発表をします。非会員の参加も歓迎ですので、環境犯罪学、CPTED、
防犯都市デザインなどに興味のあるかたは是非ご参加ください。かしこまった感じではないので、学生も気楽に参加できると思います。
日時:2006年7月29日(土) 13:00〜16:30(終了後懇親会)
会場:東京大学本郷キャンパス 工学部1号館15教室
会費:会員・学生500円、一般1000円
プログラム
1.樋野公宏(独立行政法人建築研究所)
「"Safer Place"による英国の防犯まちづくり」
2.島田貴仁(科学警察研究所)
「小学生の犯罪被害と保護者の犯罪不安 −被害防止になにが必要かー」
3.羽生和紀(日本大学)
「大規模ターミナル駅における犯罪・犯罪不安と環境デザインによる防犯の提案」
司会:横山勝樹(女子美大学)
趣旨説明:横山ゆりか(東京大学)
(22/July/2006)

-
↓というわけで、最近は統計分析のソフトを立ち上げる機会が以前よりずっと少ないので、
年がら年中ソフトが変化しているような気がする。さいわい、スクリプト(コマンド・プログラム・
プロシージャ?)は互換性があることが多いので(AMOSはちょっとだ
めだけど)、そのまま昔のデータセットとプログラムが使えることが多いからいいのだけど、
アウトプットがどんどん見慣れないものに
変化していく。最近は日本語表示がどのソフトでも流行だけど、特に見やすくも、わかりやすくもなったとは
思えない。むしろ、統計の専門用語を日本語にされると、一瞬原語がわからなくて戸惑うことがある。
それに日本人なので、日本語の処理のほうが英語よりもより自動なので、数字ではなく背景の言葉が
目に付いてうるさい気もする。
ちなみに、アウトプットのグラフィックがそのまま原稿やプレゼンテーションに使えるのでSPSSも併用しているが、
複数のデータセットを同時に使用したり、データセットを大きく変形するようなハンドリングをする
ためのSPSSの方法にあまりなじんでいないので(たぶん実行可能なんでしょうけどね)、そういうことは
SASでやっている。
SやRを使えば、データハンドリングの柔軟性とアウトプットの質の問題は同時に解決できるのだけど、SやRは、
これはこれで、アウトプットの説明情報が不足していて、HELPやマニュアルを使用時に常時欠かさないか、
いろいろな規則を暗記しておくことが必要になる。コマンドも直感的ではないので、かなり暗記が必要だし、
まあ、これはこれだけを日々使うことが必要なソフトで、半年振りに使うにはあまり適したものではない。
しかし、Rはフリーソフトなので、学生がマスターすると利点はとても大きいと思うし、使うこと自体も
対話型でとても愉しいことは愉しい。また、行列の扱いがとても得意なので、多変量解析のコマンドの
プログラムを自分で書くと、行列方程式をそのまま書いていくことになるので、解析法の数理の勉強に
はとてもなる。行列方程式の計算は手でやると、めんどくさくて気が遠くなるが(ドクターのときに線形
計画の授業でずいぶん手計算をさせられたが、当時これがあればどんなに楽だったか…ああ、分数の表示は
できないからだめか)、これでやれば一瞬である。
というわけで、使用者の能力が及ばないために、複数の統計ソフトを場当たり的に使いながら、たまに統計処理
をしているわけである。
(21/July/2006)

-
ようやく、私事を含めていろいろな仕事が一段楽したので、4月から中断していた庭の論文を再開する。
4月に中断する前にも1年ほど中断していたり、そもそもデータを採ったのはもしかすると20世紀か
もしれないというひどい話である。最初にこのデータの分析をしたときからSASはver6だったのが、いまや
ver9で、outputが日本語表示になったりした。まあ、自分の論文は締め切り的な優先順位が低い
ので仕方がないということで。
(20/July/2006)

- 朝倉書店の心理学総合事典は増刷が決まったそうです。高い本ではありますが、辞典ではなく大型の「事典」としては
何十年ぶりかの新刊なので価値はあると思います。個人で購入する価格ではないと思いますが、ぜひ機関や公費(校費)でお買い求めください。
(14/July/2006)
- 朝倉書店から心理学総合事典がでました。環境心理学の章を執筆しています。と、こんなところで宣伝しなくても、買うべきところは勝手に
買ってくれる本でしょう。
(01/July/2006)

- 丸善からシュナイダー・キッチン著 防犯環境デザイン研究会(横山勝樹代表)訳「犯罪予防と防犯まちづくり」がでます。奥付の刊行日は6月30日ですね。話があってから
丁度1年間。非常に早く出たという印象です。
(08/June/2006)

- ようやく地理的プロファイリングに関する論文が犯罪心理学研究に掲載されました。雑な原稿を投稿したこちらが悪いのですが、
非常に審査に長い時間がかかりました。
(08/June/2006)

- MERAの大会の主催も終わり、JR東日本の最終報告会も終わり、当面の気になっていた仕事は
終了しました。
(02/June/2006)

- 研究最中は非常に暗かった上野駅が、今は照明が増加されて、一番暗かった部分が明るくなっている。現実の問題解決を目的とする研究は、現実の変化との競争である。(上の写真のコンコースは
以前から変化してはいない。)
(14/May/2006)

- 5月27日に日本大学文理学部の
100周年記念館で
MERAの大会が開催されます。学生でも一般人でも
興味がある人は参加できますので、ぜひ環境心理学、環境行動学に興味のある人は来てみてください。
12時からシンポジュームが開始されます。特に、環境心理学で大学院に進学希望者は来るといろいろと参考に
なると思います。
環境心理学の授業を取っている学生、ゼミ生もよろしければ顔を出してください。学部生、マスターは参加費無料です。
(14/May/2006)

-
誠信書房の「環境心理学の新しいかたち」が重刷されるそうです。丸善から出る「Planning for Crime Prevention」は2校を横山先生に戻しました。6月(もしくは
7月)の発行予定だそうです。朝倉書店「犯罪心理学」は3刷が出たみたいです.Tech総研にインタビューを受けたオフィス環境の話は、Tech総研のWeb上に公開されました。
(12/May/2006)

-
このHPを自分で見たらpsiko4月号が10頃出ていたらしいので、そろそろ5月号も出ているのではと思い、
たぶん大学には献本が送られていると思うが今週は水曜までは大学に行かないので、
地元の書店に行ってみた。
この雑誌はどんなジャンルに分類されるのであろうかと考えつつ、まあ、情報誌か女性誌だろうと当たりを付けて
見て回ったところ、案の定女性誌の棚にあった。
とてもステキなイラストが付いておりました。気になる人は、一生懸命探して、見てみてください。環境心理学の関係の方には
特に新しい内容はありませんけど。
(09/April/2006)

-
誠信書房から「環境心理学の新しいかたち」が刊行されました。7章に「都市の認知・評価・行動:
東京のイメージの調査」を書いています。すでに書評
も出ています。
「環境心理学を人間と環境のトランザクションの過程を研究する学問として構想し、従来の実験心理学の還元主義的手法では捉えきれない、
この過程を研究していくための、現在進行中の試みを紹介する」ことを目指して編まれた本だと思います。理解が間違っていたら
すいません。
編者の南先生はWerner→Wapner(&Yamamoto)→Minamiという学統・schoolの方ですのでこうした環境心理学観があることはきわめて納得がいきます。
ちなみに、ぼくはWohlwill→Nasar→Hanyuの環境心理学における、環境デザインへの適用を常に念頭に置きながらも、もう一方で環境研究における
心理メカニズムの偏重に警鐘を鳴らしてきたという、かなり違うschool(「positivist?」)に所属しているので、研究の系統がずいぶん違うのですが、
この本に収めてもそれほど違和感のない研究があってよかったです。
(26/March/2006)

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卒業式です。桜が咲いている卒業式は珍しいです。皆さんご卒業おめでとうございます。
(25/March/2006)

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じつはpsiko5月号の取材も受けていて、それは植物の癒しの話である。カプランと
アルリッチとE.O.ウイルソンの話をした。よく考えると、問題意識のあるOL向け雑誌
(AERAとかに近い読者層)にそんな話を載せてどんな意味があるのかはよくわからないが、
まあ、いいとしよう。今度はトラブルがないこといいな。
(15/March/2006)

-
psiko4月号(ポプラ社雑誌)にぼくに対する取材記事が載りましたが、その中に編集部の手違いで、
多くの謝った発言、 実証的には不確定な部分が残されてしまいました。疑問を感じた場合には、
記事の内容の間違いであると思ってください。また、引用・参照、特に学術関係では、はやめておいてくだ
さい。
特に生理メカニズム、内分泌系に関するあたりのメカニズムは、雑誌のほうで推測したもので、
実証されているわけではありません。色関係も雑誌のほうでの言葉の取り違えがそのまま残った
ものです。
(11/March/2006)

-
日本橋上の高速道路の問題が「景観」の問題として注目を浴びている。なぜ、あんな見苦しい汚い景観を作ってしまったのか。
主な理由はもちろん、オリンピックに向けて緊急に都内に高速道路を作るために、用地を確保するのが容易な川を安易に利用して
しまったからであるが、その背後にある無意識的な理由としては、ああした過去からの遺産に対して「古臭く」「価値のないものである」と
みなし、さらには、むしろ高速道路のような「新しく」「近代的なもの」をその上に建築することで、過去を覆い隠し、征服し、むしろ望
ましい景観を生み出していると考えたからでもあるかもしれない。
昭和の初期に、工業地帯における煙突からの煤煙や粉塵を、近代化の象徴として望ましいものと捉え、高い煙突から黒煙の上がる
景色を望ましい景観とみなしたという話を読んだことがあるが、それと同じようなことではなかったのだろうか。
景観評価における象徴の役割についての興味深い事例である。
(10/March/2006)

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2年間やっていたJR東の受託研究終了。JR東本社に報告書を納品(!)して、検査を受けて(!!)
合格したのでこれで契約満了です。
(25/Feburary/2006)

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誠信書房の「環境心理学の新しいかたち」の2校を戻しました。3月末の出版だそうです。
(14/Feburary/2006)

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↓と言っていたところ、Amazonにも書評を書いていただきました。
「実証的犯罪者行動学テキストの翻訳!値段は高いが買う価値あり」ということで、非常にうれしいです。
翻訳も合格点だそうです。
(13/Feburary/2006)

-
「犯罪心理学:行動科学のアプローチ」北大路書房 バートル&バートル著 羽生和紀監訳 横井幸久・田口信二編訳 ISBN: 4762824798
がそろそろ書店、およびインターネット書店に並んでいます。
7&Y
にはこんな好意的な書評を載せていただいています。
Amazonには
まだどんな書評もないので、自分で著者からのコメントを書こうかと思いましたが、
何を書くか思いつかなかったので考慮中です。
どんな本なのかを紹介しますと、これまでの日本の犯罪心理学で主流であった
「臨床系・矯正系『ではない』犯罪心理学の教科書」です。つまり、行動科学として
の犯罪心理学を体系的に紹介した本です。
ここで行動科学といっているのは2つ意味があり、1つは犯罪者の行動のルールを
見つける、行動のメカニズムを解明する、行動を分類するというアプローチをとる
ということで、つまり実験心理学・実証心理学の立場にあるということです。もう
一つは、行動科学のほかの領域、たとえば社会学(もちろん犯罪学を含む)、
法学、医学、行政学というような領域と重なり合う部分も大胆に取り込んでいくとい
うことです。
また、これまでの日本の犯罪心理学の教科書に多く掲載されていた、(遺伝的、生育暦的、
家庭環境的)原因論や性格特性論、犯罪者の心理テスト(査定)の特徴、思弁的・哲学的分析など
も載っていますが、その割合はそれほど多くなく、またそうしたものを掲載する際にも、著者の
経験則や著者の信じる(もしくは、依拠する)「一つの理論」を紹介、展開するのではなく、すべての理論を体系的に理論体系の
全体像を、実証的なデータとともに紹介しています(しようとしています)。
したがって、これまでの日本の犯罪心理学書といわれる本に多く掲載されていた、凶悪事件の詳細な紹介、
犯人との一問一答、犯罪者のゆがんだ心の闇の分析は載っていません。ですから、ミステリー小説・ホラー映画の
代わりに読むには適していません。そのかわり、万引き犯から殺人犯までのすべての犯罪者とは実際にはどんな
人たちであり、どんな理由でどんな犯罪行動をするのかに関しての最新の知見を心理学、医学・生理学、社会学の
視点から知ることができます。
原題は「Criminal Behavior: Psychosocial Approach」であり、それを邦題の「犯罪心理学:
行動科学のアプローチ」としたのは、「犯罪行動学」としてしまった場合に「行動科学」の「行動」
として捉えてもらえず、「純粋な行動」(人の運動)と狭く理解されてしまうことを恐れたためと、もうひとつは、
インターネットの検索で使われる検索用語としては「犯罪心理学」だろうということで広く、多くに人の目に
留まるようにと「犯罪心理学」をメインのタイトルにしました。しかし、原題の意味を残すために副題として
「行動科学のアプローチ」と付け加えることにしたわけです。
各章の内容は:
第1章 犯罪行動学への招待: <犯罪行動の定義、研究法など>
第2章 少年犯罪−発達的要因−: <社会性リスク因子・心理的リスク因子など>
第3章 犯罪行動の原因−生物学的要因−: <ロンブローゾ以来の歴史とアイゼンクの犯罪者性格論の詳細など>
第4章 サイコパス−生物心理学的要因に焦点を当てて−: <サイコパスの特徴、サイコパス測定尺度など>
第5章 犯罪行動の原因−学習と状況要因−: <犯罪に関する社会学的理論の紹介など>
第6章 犯罪と精神障害: <犯罪と関係の深い精神障害の紹介と精神障害を理由とした裁判における抗弁など>
第7章 人間の攻撃性と暴力: <攻撃の理論、環境・マスメディアの影響、被害者学など>
第8章 殺人、暴行、および家族内暴力: <社会学的変数、家庭内暴力など>
第9章 殺人に関するより詳細な検討: <捜査心理学・プロファイリング、大量・連続犯罪、テロ、暴力犯罪を引き起こす原因論など>
第10章 性犯罪: <法律、レイプ、ペドフィリア、フェティシズム、治療法など>
第11章 経済犯罪、風紀紊乱罪、その他各種犯罪: <財産犯、売春、ホワイトカラー犯罪、サイバー犯罪、人質事件など>
第12章 ドラッグと犯罪: <主要ドラッグの分類、犯罪におけるドラッグの役割など>
第13章 矯正の心理学: <矯正システム、拘禁の心理的影響、処遇と更正など>
です。
自分が研究に利用する際の立場から考えて、フルリファレンス(数十ページ)を掲載し、文中の引用の人名や研究機関名には
原文の綴りも掲載していますので、犯罪学、犯罪心理学の研究者には役に立つと思います。もちろん、学部・大学院レベルでの犯罪心理学の
教科書・参考書にも適してます。
また、もともとが独習型(読本型)の教科書ですので、記述は詳細で自己完結的です。ですから、犯罪問題を扱うジャーナリスト評論家、または犯罪に関する
学術的興味を持つ一般読者にもお勧めです。大学で犯罪心理学を学びたいと思っている高校生にも是非読んでいただきたいと思っています。
(30/January/2006)

-
JRの研究の報告書を書き進める。1ヶ月かけて66ページ完成。まあ、僕の分担はこんなもんだろう。
朝倉の「犯罪心理学」は増刷決定。すばらしい。
また、Giffordの環境意識の国際比較研究のデータの収集も開始した。
研究費の予算の〆もしつつ、年始からなんだか忙しいなあ。
(12/January/2006)

-
「環境心理学の新しい形」の初校ゲラを誠信書房に返した。これでようやく入校済みの原稿の校正は
すべて終了した。この原稿を入校したのは確か2003年ではなかろうか。本の出版とは実に気の長い話である。
そういや、昨年末にはCPTED本の翻訳の原稿の締め切りがあり、それも提出した。これは、実に早く
進行している。
(03/January/2006)

-
「犯罪心理学:行動科学のアプローチ」北大路書房が刊行されました。是非一度お目通しください。
(27/December/2005)

- 大阪芸術大学で環境心理学の集中講義をしてきました。3日間で約15時間の集中講義というのは、
うまくやるとなかなかいいもののようで、毎年短く感じましたという感想を何人かの受講生から聞かせて
もらえます。大阪芸大では、環境デザイン、環境計画、建築などの専攻の学生のほかに、映像、放送、
舞台芸術などの学生も聞いてくれるので、授業の後でいろいろな視点の感想を聞けて面白いです。
(23/December/2005)

- 朝倉の「心理学事典」の「環境心理学」の章の校正を返した。この仕事もこれで終わりである。
今年は教科書の出版に明け暮れた。残りは新しい形とサイエンスの教科書を残すだけだ。
(14/December/2005)

- JRの研究の報告書を作成し始めようと思い、まず頭を10ページほど書いてみました。データと結果のところは
分業して、次に結果の適用・対策編を書こうかと思っています。
(09/December/2005)
- 犯罪心理学会に投稿中だった「連続放火の地理的ファイリング:サークル仮説の妥当性の検討」が
ようやく受理されました。
(09/December/2005)
- さらにそういえば、Robert Giffordの環境配慮行動の国際比較研究の日本データを
収集するという話も進んでいる。これは佐古先生経由の話で、日本データの収集は日本の環境心理
学者グループで参加しようという話である。
(26/November/2005)

- そういえば、10月には来日していたJohn Zachariasに環境心理学の研究会に
参加してもらった。Johnは最新号のJournal of Environmenatl Psychologyに載っている
「Form and Function」の共同研究者なのだが、これまであまり話をしたことがなかったの
でいい機会だった。彼とも共同研究しようかという話になっている。
(26/November/2005)

- イエーテボリ大の法心理学者アンダース・グランハグが大学院の特別講義をするために日大の心理学研究室に来ていて、
話をしていたら、彼は講師なのだが、その講座の教授はTommy Garlingだということが
わかった。(知らない人のために:Tommy Garlingはスカンジナビアで1,2を争う著名な環境心理学者である。)
とても驚き、月並みだが世界は狭いと思った。Garlingの話を色々としながら日本語の「環境心理学:原理と実践」のGarlingの写真を見せたら、非常に
うけて、ぜひTommyに見せたいのでとコピーを頼まれた。また彼の友人にはCanterのところで地理的プロファイリングを
研究してきた女性もいるという話だった。
ちなみに彼の講演は、容疑者対して尋問を行い、真実を語っているのか、うそをついているのかを判別する
テクニックについてのもので、犯人しか知りえない情報に関して、犯人が尋問者がそれを知っていることを知らない場合に、
犯人はそれが有罪につながりそうな場合には、真実を言うことを避けるが(しかし「尋問者は真実を知っている」)、
無罪のものは避けないということを利用するものであった。どこかで聞いたことがあるような話だなあと思いながら、話を
続けていたら、彼はポリグラフなどを使わないテクニックなのだというので、GKTを知っているかといったら、強く反応して、これは「機械を使わないGKT」とでもいうべきものなのだと言った。
なるほど、世界はそうつながるのかと思った。後日連絡することを約束した。
研究の世界の人脈はこうした偶然により形づくられていくのであった。
(25/November/2005)

- 誠信書房の心理学の新しい形の全巻の宣伝パンフレットが送られてきた。ぼくが書いている「環境心理学の新しい形」は近刊となっており、つまりはまだしばらくは出ないらしい。ちなみに他の巻の目次を見ていたら芸術心理学の新しい形の
「臨床建築学」、社会心理学の新しい形の「土木計画に社会心理学を役立てる」、また同じ環境心理学には「学校・施設環境における人間環境臨床心理学的アプローチ」などの刺激的なタイトルが並んでいた。とりあえず、既刊のものは読んでみようと思った。
(14/November/2005)

- サーバーが壊れたために、このHPの一部のコンテンツが失われています。そのうち処理したいと思いますが、
現状では見られない内容に関してはそういう理由ですのでご理解ください。
(12/November/2005)

- 「朝倉心理学講座第18巻 犯罪心理学」が出版されました。ぼくは第3章の「犯罪環境心理学」を執筆しています。
もちろん、犯罪環境心理学などという領域も言葉も存在しませんので、このタイトルはぼくが知っている心理学がかかわる犯罪と環境の関係に関するトピックを纏め上げておくためのバインドに過ぎません。また、「ぼくが知っている」なので、これが犯罪と環境の関係に関するトピックの全てでもないでしょう。
内容は5節に分かれており、1)歴史と研究アプローチ、2)CPTEDとDefensible Space、3)クライムマップ・ルーティンアクティビティ理論・ホットスポット、4)犯罪不安と割れ窓理論、5)地理的プロファイリングとサークル仮説という構成である。これらの内容をすでに知っている人には、テーマが元の領域を超えて、学際的に組み合わさっていることがすぐに分かると思うが、要するに、オリジナルの知見の紹介というよりも、エビデンスベースの犯罪心理学や環境心理学の著作・論文のなかで組み立てられている理論展開、ストリーを重視して、環境心理学のフィルターを通して内容を説明している。たぶんこれから犯罪に関する環境心理学や環境の要素を取り入れた犯罪心理学研究を始める若い研究者には、これらのオリジナルの理論が、どのように実際の研究に発展するのか、組み込まれるのかを知るために役に立つのではないかと期待する
(ちなみに、Amazonで検索する際には「朝倉心理学講座」がタイトルです。「犯罪心理学」では検索できません。なんてこった。)
(01/November/2005)

- 訳者側の校了の締切日にBartolさんからようやく日本の読者へのメッセージを頂いた。半年近く前から交渉して、
9月中旬に原稿をもらえる約束を取り付け、しかし、その時期になってもまったく音沙汰なしで、返事の来ないまま3回ほど催促をしてようやくである。この人はメイルにあまり返事をくれない人で、怒っているんだか、筆不精なんだか、忙しすぎるのかわからず、ひやひやした。いずれにせよ、即日翻訳して入稿したので、これで本文中の材料は全てそろったはずである。
(急いでやりすぎたせいで、名前をカールと訳してしまった。共同で監修までしてくれている横井さんに指摘してもらって助かりました。)
(01/November/2005)

- BartolのCriminal Behaviorの2校の校正がようやく終わった。監訳者の校正作業としては重
要性の順に、1)誤訳の発見と修正、2)文法の修正と文体の統一、3)体裁の統一、4)そして用語の
統一である。文体の統一はまあ、出来る限りである。年齢もバックグラウンドも違う人の文体を完全に統一するには
あまり二時間がかかりすぎるので、まあほどほどに。しかし、せめてお役所風の硬い文章と理系報告書的文書が
混在しない程度には直しました。
600ページを超えるこの本でこれをするのは大変な作業だった。(注意力の限界で)
一度にこの4つは出来ないので、なんどもなんども初めから最後までページをめくり、さらに
用語も途中で、気が変わって修正したり元に戻したりひたすら時間がかかった。
しかし、まだミスや不統一はたくさんあるだろうことは確実である。ここからはまあしょうがないと
思うしかない。
(31/October/2005)

- Appleyardに「A planner's guide to environmental psychology: A review essay」という
著作があるらしいです。見たことはないのですが、非常に気になります。小冊子という感じのものなのでしょうか?
(13/October/2005)

- 科研費を申請する。今年から一部が電子申請に手続きが変更されたので早めに申請した。そんなに面倒ではないが、ぎりぎりになるとあせるからね。
(08/October/2005)

- 山下雅子さんがファーストで建築学会誌に論文を投稿しました。いろいろな意味で自慢にはならない気もしますが、これで投稿したことがあるジャーナルは17誌目です。そのうち、内容が合わないとしてそもそも受け付けの段階で受理されなかったものがApplied Cognitive、Environmental Planning、Psychological Science、時間がかかりすぎて引き上げたのがJ of Empirical Aesthetics、電子投稿で3日でrejectされたのがNature(いっそ気持ちいいぞ)、2年以上に及んで今も審査中なのが犯罪心理学研究です。それ以外の9誌には何らかの論文は掲載されました。
(25/September/2005)

- CPTEDの翻訳に関して、用語が統一されたので、それに訳文を合わせる。また、形式とフォントも指定されたので、そこも調整する。すると訳し逃していたところなどが見つかって冷や汗ものである。さらに、都市計画家などで正確な読みが分からない人名が結構ある。
(24/September/2005)

- とりあえず用語を200ほど用意したので南先生にお送りする。もっとあるかと思っていたが、
ページの見出しになる程度に大きな概念は実は大してなかった。抜けがあるかなあ? (23/September/2005)

- サイエンス社の教科書を作る手始めとして、掲載する内容を用語の形で整理してみようという話になったので、
用語を集めてみる。とりあえず、思いつくものを挙げてみてから、Gifford、Bellの教科書、旧版のHandbookを見ながら補足し、さらに槙先生の本と快適環境の社会心理学などにも目を配ってみた。ついでなので、Angles on environmental psychologyとApplying psychology to environmentあたりも見ておこうかな。
(19/September/2005)

- 内容の最終的な確認と形式と訳語の統一をしてBartolの初校を出版社に戻した。二校で終わりなのでいよいよこの仕事も終わりが見えてきた。年内に出版できるかな?
(17/September/2005)

- 日本心理学会で恒例の環境心理学のWSを開催しました。今年のタイトルは「現実の問題解決への環境心理学的アプローチ」でした。時間が朝でしたので、人の集まりが心配でしたが、周りのWSと比較しても遜色のない、かなりの数の人が集まってくれました。来ていただいた皆様、どうもありがとうございます。たぶん来年もやりますのでその際もよろしくお願いいたします。
(13/September/2005)

- サイエンス社ライブラリ 実践のための心理学シリーズの「環境の心理学」を南博文先生と共同執筆することになった。
薄い本なので書く量はそれほど多くないが、図表写真を多用するようなので、その準備が大変そうである。
また、Bartolさんから何か書くとの返事をもらった。主語がWeだったので、共同執筆者の奥さんが書くのかもしれない。
(29/August/2005)

- MERA Journalに再投稿した、大阪ガスの松波さんとの連名の論文「火のある暮らしの効用研究:暖炉によるコミュニケーション増進効果」が受理された。再投稿から1ヶ月大変に速やかに評価してもらってありがたい。
(16/August/2005)

- 犯罪心理学会から投稿論文への返事が届き、また書き直しだそうである。書き直しといっても、もはや編集、校正レベルの指摘だけである。言われたとおりに書き直して再投稿する。
(16/August/2005)
- 環境心理学にとって産学協同研究は、研究によって得られた知見を単に応用する機会を意味しない。それは1)実験以外の方法で仮説を検証する機会であり、2)現実場面から新しい知見を見出す機会であり、さらには3) 社会問題を解決することで、学問の社会的価値を生み出し、領域の社会的価値をアピールする場である(つまり学生の就職の機会を生み出す)、というようなことを大阪ガスで講演してきた。領域の地道な営業活動かつ、就職先の開拓という意味もこめて頑張ってきました。
(09/August/2005)

- 音信不通だったBartolさんと連絡が付いた。共著者が奥さんであることを確認し、ついでに日本の
読者へのメッセージを依頼してみた。書いてくれるかな?
また、違う話だがRoger Ulrichの発音は「ロジャー・アルリッチ」であることをJackに聞いた。今後は皆さんこれで
確定ということで。
(08/August/2005)

- 三省堂に行ったら「環境心理学 原理と実践(上)」が平積みにされていた。うれしい。
周りはみんな進化心理学(+ぼくの好きな「レイアウトの法則」)だ。少しは売れて、反響があるといいなあ。
(06/August/2005)

- 大阪に行くたびに思うのだが、日本というのは資本が本当に東京に一極的に集中している。もちろん大阪のほとんどの部分は東京と変わりないように見えるのだが、たとえばJRの駅などを見るとぜんぜん違う。もちろん会社が違うので、方針の違いもあるとは思うが、それにしても違う。
ところで、上の写真の掲示板の中の「丸」と「三角」は何を意味しているのだろうか?
(06/August/2005)

- 大阪に行って大阪ガスの技術研究所で講演(?)をしてきました。地理的な場所はよくわかりませんが、USJの手前(?)の
淀川のほとりです。 夏休みでUSJに行く人々とともに電車に乗って行ってきました。内容は「暖炉の心理的効果」の話と「環境心理学における産学協同研究の意味と意義」という感じで、20人強の人が聞いてくれて盛況でした。しかし、大阪は東京よりもさらに暑い。(06/August/2005)

- 建築家には、自他共に認めるように非常に芸術家タイプがおり、彼らの書く論文は文学的・哲学的な自由な感じのものものも多々見受けられる
(もちろん全部ではない。建築家とは建築という職業を取り巻く人々の総体である小宇宙で、そこには、ありとあらゆる
タイプ、価値観、アプローチを持つ人々が集っている)。だからといって、建築系の論文にはどんなことでも書いていい
かというとそれは違うのである。自由な形式で、何でもありあるようにみえるようだが、そこには「書いてはいけないこ
と」は書かれていないのだ。これは社会的なタブーについての話ではない。建築や計画における理念や常識に関する話である。
それを知らない他領域の人間が,何でもありだと思い。そうした理念や常識に反したことを書いてしまえば当然反感を買ってしまうことになる。フリーフォームに見えるが、暗黙の制約は存在する、そうしたことを理解することは大事である.
(03/August/2005)

- 情報の価値は、情報の意味とその情報の利用のしやすさ(あいまい性、アクセシビリティ、理解の容易性)
の積で決まるといったのはStephan Kaplanだが、論文も同じだ。そして価値は、進化の結果として感情として表
出される。理解しにくい論文は、その理解のしやすさが不快感情(怒り・回避)を引き起こす。優れた内容でも、
理解しにくい論文はレフリーは不快な気分の中読むわけで、当然評価は辛くなる。表現は内容と等価の価値がある。
(03/August/2005)